【Bellator】2度の網膜剥離の困難を乗り越え、1年5カ月ぶりの復帰戦で菊入正行が見事TKO勝ち
▼ウェルター級 5分3R 〇菊入正行(日本) [3R 2分54秒 TKO] ×ハーマン・テラド(グアム) 【写真】2023年2月の前戦、シュルケヴィッチにもKO勝ちしている菊入 元PANCRASEウェルター級王者の菊入正行は現在、3連勝中。前戦は、2023年4月の『Bellator 295: Stots vs. Mix』でBellatorデビューし、アレクセイ・シュルケヴィッチに2R KO勝ち。2度の網膜剥離の困難を乗り越え、今回、1年5カ月ぶりの復帰戦となる。 対するハーマン・テラドはMMA15勝6敗1分。2023年10月の『Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus』でムハメド・ベルハモフに判定負けして以来の試合で、MMAでは3連敗中。柔術黒帯でコンバット柔術ミドル級王座を獲得した経験も持ち、2022年2月のグラップリング大会『Fight 2 Win 136』では、TUF25に出場したジェスエ・テイラーに判定勝ちしている。 メインイベントで「Bellator世界ライト級選手権試合」王者ウスマン・ヌルマゴメドフvs.挑戦者アレクサンドル・シャブリーの王座戦も組まれているサンディエゴでのビッグマッチで、菊入はどんなBellator2戦目を見せるか。試合決定に菊入は「2連続網膜剥離かましましたが、色々な人達に助けてもらい、ケージに戻って来れたことに感謝してまたダイナマイトショットかまします」と意気込みを示している。 1R、テラドの左オーバーハンドをかわした菊入は右ロー。右手でけん制しながら左ミドルも蹴る。菊入はオーソにスイッチ、両者ジャブを突き、菊入は右の三日月、テラドは飛び込んでの左フックをかすめる。右カーフの蹴り合い。サウスポーになった菊入はジャブを突き、打撃をまとめに行くが左右フックで突進したテラドがシングルレッグでテイクダウン。菊入はケージを背にすぐ立ち上がり、逆にケージへ押し込むがテラドは離れて左右フック。テラドの投げに菊入はバックを奪い、キープしたまま初回を終えた。 2R、菊入が左ミドル、右カーフ。テラドは右アッパー。菊入はスイッチしての左ミドル、オーソではジャブを突くとテラドもジャブを突いて前へ詰めてくる。菊入がジャブ、左前蹴り、右ボディストレートで距離をとっての打撃を当てていく展開が続く。菊入のボディ責めにテラドは消耗が見える。やや劣勢のテラドは前へ出て行き、左右フックを放つ。菊入の左フックをかわしたテラドがシングルレッグ、スクランブルから菊入が逆にシングルでテイクダウンを狙うが、テラドがキムラでディフェンス。 3R、菊入の右ローにテラドは左右フック。菊入がボディへのジャブ、ワンツー。蹴りを中心とした長い距離での打撃を当てていく菊入に、テラドは左フックを狙い続ける。組みに行った菊入はテイクダウンは出来ずも左ミドルをヒットさせる。菊入のワンツーにテラドがシングルレッグ。ケージを背にした菊入が体勢を入れ替え、テラドを離すと同時の左ミドル! この一撃でテラドがダウンし、菊入は顔面へ左の連打。レフェリーがストップし、菊入のTKO勝ちとなった。
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