ウィンブルドン

ウィンブルドンで調整するイガ・シフィオンテク[写真/ゲッティイメージズ]

7月1日に開幕するテニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）に女子シングルス第1シードとして出場する世界ランク1位のI・シフィオンテク（ポーランド）が29日、会見に登場。大会初制覇がかかるも「本当に難しい大会」と明かした。 【大坂 なおみ、シフィオンテクら ウィンブルドン組合せ】 世界ランク1位で23歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン（カタール/ドーハ、ハード、WTA1000）、3月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）、4月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000）、5月のBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000）で優勝。 さらに今月行われた全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）ではオープン化以降史上3人目の3連覇を達成して4度目の優勝。今季通算5勝目と四大大会通算5勝目を飾った。 そのシフィオンテクは前週のエコトランス レディース オープン（ドイツ/ベルリン、芝、WTA500）が芝初戦になる予定だったが疲労を理由に欠場。ウィンブルドンがぶっつけ本番となる。 会見では「本当に難しい大会。調子を整えてからウィンブルドンでピークに達することはできない。芝の大会はそれほど多くないからね。精神的な面、このサーフェスにどう適応できるかが重要だと思う。うまく適応できる選手が勝つだろう」とコメント。 昨年は大会初の8強入りを果たすも準々決勝でE・スイトリナ（ウクライナ）に5-7, 7-6 (7-5), 2-6のフルセットの末に敗戦。初優勝を目指す今大会では1回戦で世界ランク48位のS・ケニン（アメリカ）と対戦することが決まっている。 「ドローは気にしていない。1回戦の相手しか知らないし、それだけよ。テニスで最も難しいのはサーフェスの調整。あるサーフェスで人生最高のテニスをしたのに別のサーフェスに行くことになると分かっているからね。それを受け入れ、それを乗り越え、ネガティブなことに集中しないようにする。サーフェスの感覚を掴み小さな調整をするだけで十分だと思う。でも、どうなるか見てみよう」