J2いわきが本拠地と甲府とドロー…FW有馬幸太郎が先制もPKで追いつかれ3戦連続勝利なし
◆明治安田J2リーグ第20節 いわき1-1甲府(16日・ハワスタ) いわきFCは甲府と1―1のドロー。前半19分にFW有馬幸太郎(23)が先制点を決めたが、後半はペースを握られ19分にPKで追いつかれた。 いわきはホームで勝ち点1を分け合い、3戦連続で勝ち星を挙げられなかった。けが人も多く、万全の状態とは言えない状況での引き分けに、田村雄三監督(41)は「現状の選手で考えたらよくやってくれたとは思うが、何とか勝ち点3を取りたかった」と振り返った。 前半19分に右サイドからのクロスの折り返しをFW有馬が押し込んで先制。しかし後半は守備のスライドがかみ合わず甲府の外国籍選手2トップに対して苦戦し、同19分にPKを与えて追いつかれた。その後も何度も決定機を与えながらGK立川小太郎の好セーブでしのいでドロー決着。立川は「一番危ない場所の共通認識が持てていなかった。コミュニケーションが足りない」と渋い表情だった。 J2初年度だった昨季は後半戦スタート時の22節は21位と下位に低迷も、今季は8位と上位につける。田村監督は「選手がJ2のレベルに慣れてきた部分もある」と評価しつつも、「得点に関してはポイントを押さえながらもう一度練習するしかない」と物足りなさも指摘。目標のプレーオフ圏内(6位以内)に向け、後半戦も勝ち点を積み上げていく。(秋元 萌佳)
報知新聞社