高いデザイン性&リーズナブルな価格を両立した、コラボウォッチ5選<イッセイ ミヤケ ウォッチ>
デザイナーとのコラボレーションは腕時計にどんな化学反応をもたらすのか? 「イッセイ ミヤケ ウオッチ」プロジェクトは2001年のスタート以来、さまざまな著名デザイナーとのコラボウォッチを発表してきた。その中でも大きな話題を呼んだ、異業種デザイナーによる独創性にあふれる腕時計を紹介しよう。 【写真を見る】イッセイ ミヤケ ウオッチのコラボウォッチ5選
これまでにないデザインを求める、イッセイ ミヤケ ウオッチ
一昨年、20周年を迎えたイッセイ ミヤケ ウオッチは、セイコーと三宅デザイン事務所とのパートナーシップから生まれたプロジェクト。デザイナーの人選は三宅デザイン事務所が担当し、国籍もジャンルも多岐にわたる。当然、腕時計のデザインは初めてという人がほとんどで、デザイン界の巨匠であっても、新進気鋭の若手であっても、時間とはなにか? 時計とはなにか? というテーマに挑む。 “デザインウォッチ”というと、その時だけのファッションと捉えるかもしれないが、イッセイ ミヤケ ウオッチの場合は、サイズや機構のバリエーション展開を広げたり、機械式モデルを追加したりと、通常の時計プロダクトと同じように、息の長い製品として開発されているのも特徴だ。 ゆえに三宅デザイン事務所がデザイナーに求める要求レベルは高く、また時計製造を行うセイコーにとっても、デザイナーの意図を受け止めながら、実用的な時計として成立させるために常に素材や製造工程でチャレンジを求められる。そのため、デザインや機構に安易なノリやフィーリングが入り込む隙などない。むしろきわめて緊張感の高いプロジェクトとなっている。 しかしそのおかげで時計たちのそこかしこに、デザイナーの情熱を感じることができるし、時をともに過ごすものとして満足度の高い製品となっている。
1. 深澤直人「エリプス」
エリプス/腕時計では珍しい幾何学的な楕円形のケースは、クロノグラフ積算計の軸に輪っか状のひもをかけ、ペン先をひっかけながらぐるりと描いたデッサンから生まれた。どこか“ふつう”で、やわらかな美しさがある。クオーツ、SSケース&ブレスレット、ケースサイズ45×41mm、3気圧防水。¥44,000/セイコーウオッチお客様相談室 TEL:0120-061-012