ロングコートダディ、『M-1』ワイルドカード決定も“人気投票”化したシステムに本人たちも思わず「ウケてないもん」
12月2日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』(テレビ朝日系)の準々決勝で敗退した102組から、準決勝に返り咲く「ワイルドカード」が発表された。今回はロングコートダディが選出されるも、この決定に賛否が渦巻いているという。 【画像】500人が選んだ歴代『M-1』納得の王者は? 「ワイルドカードは毎年、設けられている特別出場枠で、準々決勝敗退組のなかから、視聴者が『いちばんおもしろい』と感じたコンビに大会公式サイトから投票し、1組を選出する制度です。過去には、金属バットやラランドらがこのシステムで準決勝に進出しています。ただ、投票という仕組み上、どうしても『結局は人気投票』といった見方をされることも多いです。 今回、選出されたロングコートダディは、『M-1』出場資格である『結成15年以内』のルールでは、2024年がラストイヤーとなります。さらに、準々決勝で披露したネタは、当日に作った新ネタという“大博打”だったと自分たちのラジオで明かしており、本人たちも手応えを感じていなかったと語っていました。投票した人々としても、『いちばんおもしろい』からというよりも、最後の『M-1』決勝で、よりおもしろい漫才を見せてくれる可能性に賭けたのではないでしょうか」(芸能記者) 人気は折り紙つきの2人ではあるが、それだけに、今回の選出には不満を抱いたお笑いファンも少なくなかったようだ。Xでは、こんな声が。 《M-1のワイルドカード、ロコディが上がったけど、あのネタで?ってのが正直な感想やし、本人達も手応えなさそうだったのもこれまた。(ロコディは悪くない)M-1のワイルドカードも敗復も人気投票だよな、、。》 《ロコディあの練習不足が透けて見えるネタで知名度とラジオ使って通るならもうなんでもありじゃねーか》 《ワイルドカード…正直ね?正直な所、納得してない。ロコディが面白いのは知ってるんだけど、あのネタで、あのウケ量で行っちゃうんだって思っちゃった。》 本人たちも、こうした反応は予想していたようだ。2日に公式YouTubeチャンネル「ロングコートダディ和尚のゲーム念仏」でおこなった『ついにこの日がやってきてしまいました【スーパーマリオパーティ ジャンボリー念仏#1】』という生配信で、堂前透は「人気があってよかったね。だってウケてないもん……」と苦笑いしながら報告。兎も「完全に人気票だもん、今回は」と認めた。 ただ堂前は、「でもいままで俺ら、決勝出てきて、絶対おもしろいネタもできてるし。それも踏まえて入れてくれた人もおる。いままでがんばってきたことの結果だと思います。いろいろあると思いますけどね、そういうもんですよ」と語り、兎も「こうなったら俺ら、がんばるしかないんだから」と意気込んだ。2人のやる気は十分のようだ。 どんな形であれ、今回、彼らに投票した人たちが、決勝でその姿を見られることを願っていることはまちがいない。