「彼はルールのせいでMVPを失った」“故障体質”のエンビードをアリナスが擁護「公平に歴史に名を残すことができない」<DUNKSHOOT>
「20年後には誰もこの歴史的な出来事を覚えていないだろう。彼はルールのせいでMVPを失ったんだ。彼は公平に歴史に名を残すことはできないし、過去について考えさせられる。これらのスタッツの一部が“本物”ではないにもかかわらず、我々はそのスタッツが正統だと見なしている。他の選手に起こっているわけだからね。エンビードはそういう選手の1人になるだろう」 エンビードは過去4年でMVP3回を受賞しているヨキッチと並ぶ、現代最強センターの1人。レギュラーシーズンの直接対決は6勝2敗でエンビードがリードしており、個人成績でもヨキッチの平均22.3点、10.1リバウンド、6.9アシスト、1.1スティール、1.1ブロックに対し、エンビードは平均27.6点、11.3リバウンド、4.4アシスト、1.3スティール、2.0ブロックとそれを上回るインパクトを残している。それらも正しくは評価されていないとアリナスは考えているようだ。 「彼はおそらくリーグのベストプレーヤーだ。ヨキッチと№1の座を争っているが、レガシーがそれを反映するとは思えない。直接対決で言えば、エンビードは相手(ヨキッチ)を圧倒している。65試合出場ルールを導入してからの成績を遡れば、こうした賞の多くが取り除かれていることが分かるだろう」 30代となり、今年はパリ五輪でアメリカ代表デビューも飾ったエンビード。今後のキャリアで、どこまで自身の評価と価値を高められるか、注目だ。 構成●ダンクシュート編集部
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