18歳新成人、過去2番目に少ない109万人…第1次ベビーブーム世代の4割程度
総務省が31日に公表した1日現在の人口推計によると、2006年生まれの新成人(18歳)は、109万人(男性56万人、女性53万人)で、前年の推計より3万人増加した。総人口1億2359万人に占める割合は0・88%で、人数とともに過去最少だった昨年に次いで2番目の少なさだった。
新成人人口の推計を始めた1968年以降の最多は、第1次ベビーブーム(47~49年)世代が成人(当時は20歳)になった70年の246万人。第2次ベビーブーム(71~74年)世代が成人(同)を迎えた94年に207万人となった後は減少傾向が続いている。
2025年の新成人が生まれた06年は、その前年に「合計特殊出生率」が過去最低となった反動で、出生数が若干上昇していた。ただ、少子化の進行は止まっておらず、新成人の減少傾向は今後も変わらないとみられる。
25年の総人口を十二支別に見ると、巳(み)年生まれは、5番目に少ない1002万人(男性485万人、女性516万人)で、総人口に占める割合は8・1%。最多は、丑(うし)年生まれの1100万人だった。出生年別では、25年に60歳を迎える1965年生まれが174万人と最も多い。