【コックスプレート】プログノーシスは完敗でGⅠ初制覇ならず 陣営は圧巻レコードVの勝ち馬に脱帽
[GⅠコックスプレート=2024年10月26日(土曜)、3歳上、ムーニーバレー競馬場・芝2040メートル] 9頭立てで争われたオーストラリア伝統のGⅠに挑んだプログノーシス(牡6・中内田)は、8馬身差の2着に終わった。大方の予想通りプライドオブジェニが逃げる展開を、新コンビのレーンは2番手で追走。4コーナー手前で先頭に立つシーンを演出したが、ただ一頭、地元のヴィアシスティーナ(牝6・Cウォーラー)だけが豪快にかわし去っていった。 ヴィアシスティーナの勝ちタイム2分01秒07(良)は、2015~18年にコックスプレート4連覇を果たした名牝ウィンクスが3年目にマークした2分02秒94を実に2秒近く更新する驚異のレコード。同じウォーラー厩舎の後輩牝馬が、4日前の放馬をものともせず圧巻の勝利を飾った。 プログノーシスの中内田調教師は「地力で前をつかまえに行き、最後まで止まらずに伸びているのですが、勝ち馬が強すぎました。残念ですが、力は出せました」と脱帽。レーンも「いいスタートを切り、想定していたよりも前めにつけて、道中は良いリズムで回ってこられました。プログノーシスは一生懸命走って力は出し切ってくれましたが、今日は勝った馬が強すぎました。4コーナーでヴィアシスティーナに外から来られたときは、ついていくことができませんでした」とこちらも相手をたたえた。
東スポ競馬編集部