1日夜から降り続いた雨により、長崎県平戸市では山頂付近で大規模な土砂崩れが発生、流れ落ちた大量の土砂により道路が崩落しています。 【画像】大きくえぐれた山肌・崩落した道路 警察によりますと、土砂崩れが起きたのは長崎県平戸市の生月大橋近くにある「春日トンネル」から獅子町方向に約2キロ進んだ県道19号で、世界文化遺産に登録されている「春日集落」に続く道です。 上空からの映像では山頂付近の山肌が大きく崩れているのが確認でき、流れ出た大量の土砂が海まで流れ込み、途中にある県道19号の一部が土砂によって流され崩落しています。 警察によると、道路が崩落した現場近くには「上から流れてきたとみられる1メートル弱の石がゴロゴロしていた」ということです。 道路を管理する長崎県では「山の上の斜面が崩れ、谷間を流れ落ちた。途中にある道路が流された」とみているということです。現場は二次被害の恐れがあり、県では現場調査については「調整中」としており、詳しい被害状況は分かっていません。 この土砂崩れにより、県道19号の一部が2日（土）午前8時半過ぎから通行止めになっています。けが人の情報はありません。 土砂崩れが起きた長崎県北部では、2日未明に線状降水帯が発生、レーダーによる解析で長崎県平戸市付近では2日午前1時20分までの1時間に、約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。