福島県郡山市で観光セミナー ブルーバード代表理事・佐藤哲也さん講演 観光振興策に理解深める
福島県観光物産交流協会は12日、郡山市の郡山商工会議所会館で観光セミナーを開いた。参加者が地域資源に光を当てる「暮らし観光」による観光振興策に理解を深めた。 県観光コンテンツブラッシュアップ支援事業の一環。オンラインを含め県内の観光関係者約40人が参加した。デザイン事務所「ヘルベチカデザイン」社長で、一般社団法人ブルーバード代表理事の佐藤哲也さん(須賀川市出身)が講演した。 佐藤さんは「心を込めて、その地を見て、学び、理解することが観光の原点」と定義付けた。日常の暮らしにある出来事や生産者、ものづくりなどを「地域の光」として取り立て、観光客にとって非日常の体験を提供する重要性を指摘した。 県内外の先進事例を紹介。観光客が地域住民と目線を合わせる仕組みづくりや情報発信による誘客で、地域の価値は高まると説明した。 (郡山版・県南版)