ハロプロメンバー総出演は約4年ぶり「Hello! Project 2024 Summer ALL OF US」開幕
ハロー!プロジェクトのグループが総出演するコンサートツアー「Hello! Project 2024 Summer ALL OF US」が13日、TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)よりスタートした。全国7都市8会場を全12日程で巡る本ツアーにはモーニング娘。’24、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、OCHA NORMA、そして、6月にハロプロ研修生ユニット’24の メンバーに新たに2名が加わり、グループ名を発表した新グループのロージークロニクルを含めた総勢 72人(※)が参加。 【写真】「Hello! Project 2024 Summer ALL OF US」の模様 ハロプロメンバーが総出演となる“ハロコン”は、1999年より毎年新春と夏の恒例コンサートとして開催してきたが、2020年夏の“ハロコン”以降コロナ禍の影響によりメンバーの人数やステージ形式などを変えて行っており、メンバー総出演による“ハロコン”は約4年ぶりの開催となり、のべ18公演をセットリストの異なる「ベガ」及び「アルタイル」の2パターンいずれかで構成する。(※Juice=Juiceの入江里咲は体調不良で活動休止中のため本ツアー全公演欠席) スタート直前には各グループのリーダーが本ツアーにかける思いを語った。モーニング娘。’24の生田衣梨奈は自身が「リーダーの体制に変わりましたが、最高のパフォーマンスを披露できたら」と意気込み、アンジュルムの上國料萌衣は「(他グループの)エネルギーをリハーサルからも感じていたので、アンジュルムも負けないようにいっぱい汗かいて、思いっきり踊って、パワーを届けられるよう に頑張りたいと思います」と決意を込めた。 Juice=Juice の段原瑠々は「今のJuice=Juiceの強さを見せていけたらいいなと思いますし、どの時代も大好きなんですけど、今のこの時代のJuice=Juiceを創っていく第一歩としてみんなで気合入れて頑張っていきたい」とグループへの自信をのぞかせ、つばきファクトリーの谷本安美は、「つばきファクトリーを好きになってもらえるチャンスだと思うので、しっかりパフォーマンスを見せて、いろんな方に好きになっていただきたいなって思います」と思いを巡らせた。 新たなトピックが目白押しとなった東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで行われた13日の初回公演「ベガ」では、公演当日から9月2日の10時までを応募期間とする「ハロー!プロジェクト新メンバーオーディション 2024」の開催を発表した。 今回のオーディションでは、小学5年生~満16歳を対象に歌やダンスの技術はもちろん「自分の可能性を試してみたい、今の自分を変えたい」と願う人材を募集する「ハロー!プロジェクト部門」と、高校1年生~満20歳を対象に歌やダンスだけではなく特技や強みをアピールしたい人材を募集する「BEYOOOOONDS ポテンシャル部門」の2部門で、未来のメンバーが決定する。 オーディション受験者に向けて、BEYOOOOONDSの高瀬くるみは「何かを持っている人」だけではなく「BEYOOOOONDS ならではの世界感(が好きで)、BEYOOOOONDSになって『この曲を歌いたい』と思ってくださる方は自信を持って受けてほしい」とコメント。OCHA NORMA の米村姫良々はオーディションを受けた当時に「小学5年生だった」と振り返り、「好きな気持ちだったり、アイドルになりたいっていう気持ちをオーディションでぶつけたら、いい未来が待ってると思います!」と力説した。 ハロプロ研修生がオープニングアクトを務め、トップバッターのモーニング娘。’24から勢いよくスタートした初回公演のステージでは、9人組グループとしてのお披露目を迎えたロージークロニクルがフレッシュにパフォーマンス。 事前に「新しいグループのメンバーという立場から先輩たちを見て、吸収できるところはたくさん吸収して頑張りたい」と意気込み、「9人になって初めてのライブで、今まで研修生ユニットでやってきた曲の歌割りとかフォーメーションとかがすごく変わったので、そういう部分は見ていただきたい」と念を押したリーダーの橋田歩果を中心に息を合わせ、躍動するグループの門出に客席は大歓声で華を添えた。 初回公演当日に記念すべきグループのメジャーデビュー2周年を迎えたOCHA NORMAのリーダー・ 斉藤円香は「早いようでまだ2年しか経ってないのかっていう気持ちもあるんですけど。でも、この3年目がちょうど大事なタイミングなんじゃないかなと思って」と吐露した。ステージでは、9月11日の最新シングル発売を発表。赤と白の優美で勇ましい衣装を着たメンバーは最新シングル収録曲「ちはやぶる」を初披露し、和の雰囲気をかもし出す情熱的で激しいナンバーに合わせて、扇子を手にしたメンバーが力強く立ち回った。 そして、今秋での卒業を発表したモーニング娘。’24の石田亜佑美、アンジュルムの川村文乃にとっては自身最後のコンサートツアーとなる。 事前に川村は「ハロー!プロジェクトが大好きで入ってきたので、最後に全員集合でコンサートができるのはすごくうれしいし、素敵なメンバーたちとアイドルを続けてこられたのが本当に誇り」とコメント。ステージでは 2人で肩を並べてのパフォーマンスもあり、石田は「(川村と)2人で立っていたときにまっすぐさが似ているなと思って。初めて2人で(パフォーマンスを)やるけどすごく相性がいいと思うんです。そういう化学反応みたいなこともハロコンならでは」と喜びを口にした。 コンサートツアーでは定番のグループの垣根を超えたシャッフルユニットによるパフォーマンスもあり、ハロー!プロジェクトの歴代楽曲を披露。9月1日に愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホールで行われる最終公演「アルタイル」まで、メンバーは一致団結してコンサートツアーを駆け抜ける。