介護サービス付きマンション入居費用と偽り３千万円郵送させ詐取 容疑の「取り子」役逮捕
高齢者向けの介護サービス付きマンションの業者を装い、入居に関する費用などと偽って、高齢女性から現金３千万円をだまし取ったとして、警視庁捜査２課は、詐欺の疑いで、千葉県柏市西柏台の職業不詳、今井克宏容疑者（４５）を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 同課によると、今井容疑者らのグループは令和５年１２月～６年３月、この女性をだまし、現金２００万円を計１５回送らせ、計３千万円を詐取したとみられる。今井容疑者は郵便物を受け取る「取り子」役。郵送先に東京都内の企業を指定し、配達員がポストに入れるのを見計らって抜き取っていた。 逮捕容疑は、何者かと共謀し３月中旬、業者を装って兵庫県の８０代女性方に電話をかけ、「入居権を立て替えている業者に費用を返還しなければ逮捕される」などと噓を言い、現金２００万円を郵送させてだまし取ったとしている。
