旗手の攻撃性が日本代表の中盤と前線を繋ぐ インドネシア戦で見せた巧みな攻撃ビジョン
鎌田が不在の中で貴重な存在
24日にアジアカップ・グループステージ最終節でインドネシア代表と対戦した日本代表。グループ突破へ絶対負けられないこの一戦で遠藤航とともに中盤を任されたのは、セルティックMF旗手怜央だ。 守備面のデュエルに強みを持つ遠藤に対し、旗手は中盤からの攻撃参加に魅力がある。狭いエリアでもボールを持つことができ、前線のアタッカーを活かす術にも長けている。 今回対戦したインドネシアは格下だが、旗手の良さは十分に出ていたのではないか。積極的に高い位置へ顔を出し、両足を使って巧みに前線へボールを届けていた。 スコットランド地元メディア『Daily Record』も旗手のパフォーマンスにスポットを当てている。 「旗手は後半途中に交代するまで驚異的なパス成功率を誇り、計68のボールタッチからビッグチャンスを作っていた。そのパフォーマンスは見守るサポーターに感動を与えた。一言で言えば、彼は本当に良い選手だ」 今季は怪我で思うようなプレイが出来ずにいたが、その巧さはセルティックのサポーターも理解しているはず。中盤と前線を繋ぐチャンスメイカーとして決勝トーナメントでも貴重な存在となるはずで、鎌田大地が不在の今大会で旗手と同じ役割をこなせるMFは限られる。その重要性が確認できたインドネシア戦だったのではないだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部