ソフトバンクまさかの本拠地3連敗で崖っぷち 球団73年ぶり日本S2戦連続完封負け 26イニング連続無得点
「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0-7DeNA」(31日、みずほペイペイドーム) 【写真】ベンチの小久保監督が…まるでおもりを背負っているかのような重苦しさ ソフトバンクが敵地2連勝からまさかの3連敗で、DeNAに王手をかけられた。00年以来24年ぶりの本拠地3連敗。さらに日本シリーズでの2試合連続完封負けは、球団では73年ぶりの屈辱だ。 26イニング連続無得点と全く快音が聞こえてこない。二回は2死一、二塁とジャクソンからチャンスを作ったが、海野が空振り三振。続く三回も先頭の周東が右前打で出塁したが、後続が3人で倒れた。 七回は1死二、三塁まで好機が拡大した。嶺井は空振り三振に仕留められ、周東は二ゴロに倒れた後、悔しさのあまりヘルメットを叩きつけた。 先発の大関は2回2/3を4安打1失点で早期降板。序盤で計79球と球数がかさんだことが誤算だった。初回は2死一、二塁でフォードを一ゴロ。二回は1死三塁から戸柱を空振り三振に抑えた後、森敬、桑原に連続四球で2死満塁となったが、梶原を遊ゴロに抑えた。 しかし、三回はピンチで粘りきれなかった。2死一、二塁から筒香に先制の中前適時打を打たれ、ここで松本晴に交代。試合前、大関は「ホークスが日本一に王手をかけられるように、一球一球大切に腕を振っていきます」と意気込んでいた中、悔しい投球となった。 1点ビハインドの四回に3番手で登板した前田純も痛恨の一発を許した。先頭の桑原に遊撃内野安打、続く梶原にエンドランを決められて遊撃内野安打で続かれた。無死一、二塁から牧に左翼ポール際に3ランを献上。九回はダメ押しの3点を追加され、目を覆いたくなるような光景が広がった。