「1億4千万円」の利益、投資アプリに表示 SNSで知り合った男に950万円振り込む 尼崎の高齢女性が詐欺被害
27日午後、兵庫県尼崎市のパートの女性(68)が「交流サイト(SNS)で知り合った男から950万円をだまし取られた」と県警尼崎北署に届け出た。同署は詐欺事件として調べている。 【写真】9000万円解約に待った 尼信の窓口職員が危機救う 同署によると、女性は3月、実業家の前澤友作氏の写真とともに表示された投資講座のインターネット広告を通じ、LINE(ライン)で「エハラ」を名乗る人物と知り合った。やりとりをする中で投資を持ちかけられ、5月2日まで15回にわたり、指定された口座に計950万円を振り込んだ。 相手の指示でダウンロードした投資アプリでは、約1億4千万円の利益が出ているように表示されていたという。女性は途中で「もう資金がない」と伝えたが、「融資をする」と言われ、融資金の返済名目で送金を続けた。女性が出金を依頼したところ、「操作が失敗している」「利益の10%を認証金として支払う必要がある」などと言われたため不審に思い、家族に相談して被害に気付いたという。