【速報 ツール・ド・フランス2024】カンペナールツが抜け出した3人で40km逃げ切り初区間優勝/第18ステージ
ギャップからバルスロネットまで179.5kmの丘陵ステージ、クライマーとTTスペシャリスト以外の選手が輝ける最後のチャンスともあり、アクチュアルスタートが切られるとクリスツ・ニーランズ(イスラエル・プレミアテック)を始め、マイケル・マシューズ(ジェイコ・アルウラー)、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)らを筆頭に積極的にアタックを仕掛ける。抜け出しと吸収を繰り返しながら最初の3級山岳を上り始め、37人の巨大なステージハンターの先頭グループと、明日からのアルプス2連戦に備えるマイヨジョーヌ・グループとに分かれた。 【ハイライト】ツール・ド・フランス 第18ステージ|Cycle*2024 スプリント賞を僅差で争っているビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)とヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)はメイン集団にとどまっているためポイント差に変動はなし。山岳ポイントはオイエル・ラスカノ(モビスター)が3回先頭通過、4つ目ではトビアス・ヨハンネセン(ウノエックスモビリティ)が先頭通過。
残り距離40.7km、5つ目の3級山岳山頂手前でミハウ・クフィアトコフスキ(イネオス・グレナディアーズ)がアタック、独走状態で抜け出しそのままダウンヒルへ。しばらく独走したあとマッテオ・ヴェルシェ(トタルエネルジー)とヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)が追いかける。その後ろでヨハンネセンが単独で落車、その後ろから追っていたバルト・レメン(ヴィスマ・リースアバイク)、トムス・スクインシュ(リドル・トレック)、ジャイ・ヒンドレー(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、ニーランズ、ラスカノのグループは脚が一瞬緩んでしまった。
先頭3人の協調体制は崩れず10秒程度のタイムギャップを保ったままフィニッシュ地を目指し、メイン集団は脚を緩めタイム差が15分まで広がっている、落車のヨハンネセンは第2追走グループに戻ってきた。フラムルージュで25秒差、ヴェルシェがロングアタック、クフィアトコフスキは距離を保ったまま追いかけカンペナールツは最後尾に貼り付く。残り距離200mを切ったところでカンペナールツがスプリントを開始、そのまま先頭でフィニッシュラインへ飛び込んだ。メイン集団は13分40秒後に集団ゴールしている。 「ツールでの区間優勝を長い間夢見ていた、勝てるステージはここしかないと思っていた、言葉にならない」カンペナールツ、ステージ勝利後インタビュー
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