ルノー5がBEVで復活!「ルノー5 E-TECH エレクトリック」は戦略的な価格でBEVの普及を目指す
Renault 5 E-Tech Electric(ルノーサンク E-Tech エレクトリック)
ルノーのアイコンが帰ってきた。R5(ルノーサンク)は、e-モビリティへの移行を強化し、ブランドの変革において重要な役割を果たす。 ルノー5がBEVで復活!「ルノー5 E-TECH エレクトリック」は戦略的な価格でBEVの普及を目指す
ルノー5は小型BEVの価格戦略車
手頃な価格の電気自動車は、現時点ではまだ数少ない。メーカー各社は、大衆が購入可能な新モデルを少しずつ発表しているに過ぎない。ルノーは、手頃な価格の電気自動車を提供するべく40年以上の時を経て、伝説的な名車、「R5」をBEVとして送り出そうとしている。
初代「R5」は、オイルショックに対応するように、70年代のわずか10年あまりで900万台以上を売り上げた。そして新しい「R5」は2021年にコンセプトモデルとして発表された。成功したモデルシリーズは、過去のカルト的な小型車のスタイルで現代にもたらされる予定だった。そして今、シリーズ版がスタディ版とほぼ同等の状態で市場に投入される。
電気自動車を手頃なものにするルノー5
「R5」は2024年夏から注文可能となり、秋には最初のユニットが納車される。e-モビリティを手頃な価格で購入できるよう、ベースモデルは約25,000ユーロ(約400万円)に設定される。
コンセプトカーのままのレトロなデザイン
もちろん、フランス発の小さなコンセプトカーが私たちを魅了したディテールのすべてが量産化されたわけではない。たとえばヘッドライトは、以前はジグザグに走る細い光の帯だったが、LEDライトに変更された。上質なデイタイムランニングライトのシグネチャーがヘッドライトガラスに埋め込まれ、自由に浮いているように見える。この外観は、1982年型「R5ターボ」のフォグランプをオマージュした長方形デザインのライトエレメントによって補完されている。フロントエプロンには、「R5」のモダンレトロな魅力を強調するエレメントが追加されている。
しかし、歴史的な先代モデルと比較して、新型が維持できていない点がひとつある。新型車の常として、「R5」は大きく成長し、全長は3.92mになった。これは「クリオ(ルーテシア)」より9cm小さく、トゥインゴとクリオの中間に位置する。同時に、先代の「R5」よりも30cm近く長くなっている。全幅は1.77m、全高は1.50m。 ホイールベースは2.54mで、フロントとリアのオーバーハングは比較的短く、大きなホイールアーチには18インチホイールが標準装備されている。ちなみに、ベースモデルにはR5 ターボデザインのハブキャップ付きスチールリムが、上級トリムレベルにはアルミホイールが装着される。