KANさん死去 代表曲『愛は勝つ』は東日本大震災・コロナ禍でも日本を元気に
『愛は勝つ』などで知られるシンガー・ソングライターのKANさんが亡くなっていたことを17日、所属事務所が発表しました。61歳でした。 【画像】『愛は勝つ』などで知られるシンガー・ソングライターのKANさんが死去 所属事務所のアップフロントクリエイトは、公式サイトで「弊社所属アーティスト KAN(本名 木村 和)儀、かねてより病気療養中のところ、令和5年11月12日午後6時29分に永眠いたしました」と発表しました。 公式サイトによると、KANさんは1962年生まれ、福岡市出身。1987年に、『テレビの中に』でレコードデビューしました。1990年にリリースされた『愛は勝つ』は、人気バラエティー番組に起用されたことから、たちまち大ヒット。翌年の第33回日本レコード大賞(ポップス・ロック部門)で大賞を受賞し、さらに同年の第42回NHK紅白歌合戦に初出場しました。 1999年には、自身のツアーに参加していたバイオリニスト・早稲田桜子さんと結婚すると、2002年にはフランス・パリに移住し、音楽学校に入学。クラシックピアノなどを基礎から学び、2004年に修了して帰国しました。 2011年には東日本大震災を受け、所属事務所が『がんばろうニッポン 愛は勝つ』プロジェクトを開始。堀内孝雄さん、つんく♂さんらとともに『愛は勝つ』を合唱したチャリティー楽曲を配信しました。 また、2020年のコロナ禍では、リモートで『愛は勝つ』をKANさんたち所属事務所のタレントたちが合唱。日本を元気づける楽曲として、多くの人に愛されました。 2023年3月には、自身のSNSで『メッケル憩室がん』であることを公表。演奏活動を休止していました。