「飛行機に乗ってきても元が取れる」外国人もリピートする、銀座のカニ山盛り「1万2000円ブッフェ」の破壊力
一気に店舗数を増やしてきた孫社長。今後はどんな展望を描いているのか。 「今はいたずらに拡大路線を走らず、店舗ごとの品質をより高めていきたい」と堅実だ。今年8月には1号店の「GINZA芳園」をフカヒレ専門店にリニューアルしテコ入れを図る。一方でブッフェスタイルの「銀座八芳」は、好条件の物件があれば2号店のオープンを視野に入れる。地方や海外からも引き合いはあるが、自分が店舗に足を運べず、見られないという理由から断っている。
市場を徹底的にリサーチし、新たなアイデアとともに時に大胆に出店を仕掛ける。停滞感のある日本の外食市場に孫社長は新たな風を吹き込み続けられるだろうか。
堀尾 大悟 :ライター