「ヨーカ堂」買収、JIP名乗り 米ベインも、複数から選定へ セブン&アイ
セブン&アイ・ホールディングス傘下のスーパー、イトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社の株式売却に向けた1次入札に、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が応募したことが2日、分かった。 米投資ファンドのベインキャピタルの応札も判明。入札は11月28日に締め切られており、セブン&アイは複数候補から選定作業を進める。 セブン&アイは10月、ヨーカ堂などのスーパー事業や、雑貨店ロフト、ベビー用品店の赤ちゃん本舗などを統括する中間持ち株会社のヨーク・ホールディングス(HD)を設立。現在100%保有するヨークHDの株式を売却して2026年2月までに持ち分法適用会社化し、コンビニ事業に経営資源を集中して企業価値を高める方針だ。 入札には他に、首都圏でスーパー「サミット」を展開する住友商事や、米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、フォートレス・インベストメント・グループなどが参加している。KKRは傘下にスーパーの西友を持つ。