【ばんえい・チャンピオンC】アオノブラックが2度目の制覇…金田騎手「有利な条件で期待する部分あった」
2月18日、帯広競馬場で行われた11R・チャンピオンカップ(BG2・4歳上・ダ直200m)は、金田利貴騎乗の1番人気、アオノブラック(牡8・ばんえい・金田勇)が勝利した。2着にインビクタ(牡8・ばんえい・松井浩文)、3着にメジロゴーリキ(牡10・ばんえい・松井浩文)が入った。勝ちタイムは2:13.9(馬場水分2.1%)。 【レース映像】ばんえい・第45回チャンピオンカップ 2番人気で阿部武臣騎乗、メムロボブサップ(牡8・ばんえい・坂本東一)は、5着敗退。 道中は第一障害を下りた勢いで先行したアオノブラックが一旦息を入れ、かわってメジロゴーリキが先頭に立つ。第一障害と第二障害の中間点を過ぎたあたりから、インビクタとメムロボブサップもメジロゴーリキに合わせるように上がっていき、各馬一団のまま第二障害へと向かっていく。第二障害に着いて最初に仕掛けたのはインビクタ。続いてメジロゴーリキも仕掛け、インビクタの後を追走。先頭集団が仕掛けていく中、アオノブラック、メムロボブサップの人気2頭は障害手前でじっくりと力を溜め、少し間が開いてから障害を仕掛けに行く。 アオノブラック、メムロボブサップがほぼ同時に障害を仕掛けに行くが、メムロボブサップが障害途中で止まり、その横をアオノブラックがすんなりとクリア。先行するインビクタ、メジロゴーリキとの差が縮まるかという距離だが、そこからアオノブラックは勢いのある脚を見せつけ、じわじわと差し迫る展開となる。残り5m、アオノブラックがインビクタを捉え、先頭に躍り出てそのままゴール。見事、2021年に続く2度目のチャンピオンカップ制覇となった。2着にはインビクタが入り、3着にはメジロゴーリキが入った。アオノブラックを管理する金田勇調教師はチャンピオンカップを同馬で制した2021年以来2度目の勝利となり、騎乗した金田利貴騎手は初勝利となった。 1着 アオノブラック 金田利貴騎手 「勝ててとても嬉しいです。有利な条件で期待する部分もありましたが、そんな簡単には行かないと思っていました。隣にライバルのメムロボブサップが入ったことは、この馬にとってもプラスに働いてくれると思いました。どうしても後手を踏む展開になってしまいますが、そこは割り切って騎乗しました。第二障害の頂上で前の馬が見えた時は届かないかと思いましたが、下りてから思っていた以上に走ってくれました。届いてくれて良かったです。大一番に向けて頑張っていきます。応援よろしくお願いします」