米コロラド州でオオカミ再導入計画 5頭を自然に放つ
アメリカ西部コロラド州グランド郡で12月18日、コロラド公園野生生物局(CPW)が、オオカミ再導入プログラムの一環として5頭のハイイロオオカミを自然に放った。 CPWによると、個体数の多いオレゴン州で捕獲されたオオカミたちが、コロラド州への移住に適しているかどうかを生物学者たちが判断し、放たれる前に、体重測定、GPS首輪の装着、ワクチン接種が行われたという。 CPWは、オオカミ保護管理計画に基づき、2024年3月中旬までに10~15頭のオオカミを再導入し、今後3~5年間で30~50頭のオオカミを放つことを目標としている。 ジャレッド・ポリス州知事は、「今日、コロラド州に歴史が刻まれました。1940年代以来初めて、コロラド州西部に正式にオオカミが戻ってきます」と話した。 2020年におこなわれた再導入に関する住民投票では、51パーセント対49パーセントの僅差で賛成が反対を上回ったが、都市部の有権者による賛成票が多数だった。 (アメリカ、コロラド州、グランド郡、12月21日、映像:Colorado Parks and Wildlife/Storyful/アフロ)