他の生徒と「真逆のアドバイス」をされるのはなぜ? スイングの“主治医”が見つかる「レッスン矛盾」の見破り方
隣の生徒と「真逆のアドバイス」になる場合もある
通常アマチュアに行うレッスン形態は、決まった人数で行う「グループレッスン」と個別に行う「個別レッスン」に分かれています。 【写真】これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です 学校の授業のようなグループレッスンでは、「一般的な基礎」を中心に習得していきますが、家庭教師のような個別レッスンでは個々の目標に合わせて、現状を確認しながら「理解と実践」ができるようにするのが一般的です。
レッスンプロの多くは、生徒である前に「人生の先輩」であるアマチュアにリスペクトを持ちながらも、少しでも上達やゴルフの楽しさを実感してもらうべく日々精進しています。しかし、限られた時間の中で完璧にコミュニケーションを取ることは容易ではありません。 例えば「隣の人と真逆のアドバイス」をした時に違和感を覚えることのないように、グルイープレッスンでも必ず「個々の現状」に対してアドバイスして安心して練習に取り組めるようにしています。 もちろん個別にカルテを作成し「○月○日の悩みと対策」というように、できる限り具体的に生徒の現状を記録することで、万が一「先月と真逆のアドバイスなのはなぜ?」という疑問が生じた場合でも生徒が納得できるようにしています。
アマチュアへのレッスン内容は基本的に、「現状のエラー」を適正範囲に収めるために「どんなことが最低限必要なのか?」を中心に伝えています。 例えば「現状」として間違った体重移動や体を大きく使い過ぎてしまっていることがミスショットの原因になっている場合、そのことを共有したうえで、「腕主体でスイングするつもりで」といったアドバイスを行います。 一方、隣の打席で体を固め過ぎて腕だけでスイングしている人がいれば「もっと胸を回して」とアドバイスすることもあるのです。
コースで実践できるレッスンなのか効果を見極める必要がある
お金と時間を使ってレッスンを受けているのにうまくならず、「自分が悪い」と誤解をしないためにも、教えてもらったことがラウンドに生きているかを定期的に確認することも重要です。