横浜市でのカーリングスクールに講師で登場した吉田知那美(カメラ・手島莉子)

　カーリング女子で２０２２年北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレのスキップ・藤沢五月、サード・吉田知那美らが８日、来年２月の日本選手権が開催される横浜銀行アイスアリーナ(横浜市）で行われたカーリングスクールに講師として登場。市内在住・在学の小学生約１５０人と競技を楽しんだ。 　基本的なルール説明などから始まり、最後はゲームも実戦。藤沢は「純粋にカーリングや氷の上を楽しむ子どもたちの姿を見ることができて、きっと私も始めた当初はこんな感じだったのかなって思いました。本当に楽しい時間だった」と笑顔。吉田知は「まな弟子を作ろうと一生懸命教えましたが、みんな上手だったので今後も続けてほしいな。良いカーラーの種を育てられたかなって思います」と楽しそうに振り返った。 　来年横浜市で行われる日本選手権は、２６年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の選考にも関わる重要な大会。ロコは今年２月の日本選手権（北海道・どうぎんカーリングスタジアム）、２次リーグ敗戦で３連覇を逃し「やっぱり勝ちたいというシンプルな気持ちを取り返すことができました。（五輪は）ソチ、平昌、北京といろいろと経験してきましたが、今が一番カーリングに集中できている」と吉田知。 　ロコのリードで妹の吉田夕梨花が、５月にスピードスケート日本代表の新濱立也と結婚したことも変化の一つ。吉田知は「夕梨花に代わってありがとうございます」と笑顔を見せ「チームとしてはすごく活気だったり新しい風が入ってきている。他のスポーツからもエネルギーや刺激をもらいながら、私たちも私たち史上最高を、この横浜市で更新したいです」と力強く話した。