富山県内、雪で交通乱れ スリップ事故3人けが
28日の富山県内は冬型の気圧配置が強まり雪が降った。富山地方気象台によると、午後9時の積雪は富山9センチ、高岡(伏木)4センチ。富山市長柄町では、住民が自宅前の除雪作業に追われた。 県警によると、雪や路面凍結によるスリップ事故は、27日午後4時から28日午前8時半までに36件発生し、3人がけがを負った。 富山地方鉄道立山線では午前7時20分ごろ、本宮-立山駅間で、電鉄富山発立山行きの普通列車が雪のため立ち往生し、午後0時40分ごろまで運転を見合わせた。上下線計8本が区間運休し、タクシーで代行輸送した。約50人に影響した。 午後4時15分ごろには同線の岩峅寺-有峰口駅間で信号設備に不具合が生じ、上下線計2本を区間運休し、最大約1時間15分の遅れが出た。 富山空港発着の航空便は雪の影響で、東京行き第1便の出発が約1時間40分遅れた。 同気象台によると、29日にかけて山間部を中心に雪となる見込み。予想される最大降雪量は午前6時までの12時間で平野部10センチ、山間部35センチ、午後6時までの12時間で平野部5センチ、山間部25センチ。