朝ドラ『ばけばけ』のヒロイン候補は? 妄想キャスト予想(1)実力は文句なし…飛ぶ鳥を落とす勢いの若手女優は
6月、2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の制作が発表された。本作は外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛した妻・小泉セツをモデルにしたドラマ。オーディションで選出されるヒロインを事前に予想し、5人の俳優を候補に挙げたい。第1回。(文・苫とり子)
小芝風花
朝ドラ第113作目となる『ばけばけ』は、日本の怪談を世界に広めた明治期の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツがモデル。主人公の松野トキは松江の没落士族の娘であり、のちに家計を助けるため外国人英語教師の家で女中として働くことに。そこで出会ったギリシャ出身のアイルランド人であるハーンと、怪談好きという共通点から次第に心を通わせていくストーリーとなっている。 ヒロイン候補の筆頭に挙げたいのが、小芝風花だ。彼女は2023年4月期に放送された『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)から、同年7月期の『転職の魔王様』(フジテレビ系)、10月期の『フェルマーの料理』(TBS系)、翌年1月期の『大奥』(フジテレビ系)と4クール連続でドラマに出演。現在も『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系)に出演中と、常にオファーが絶えない。 それは小芝が若手屈指の実力派であり、どんな役もこなし、ドラマをヒットに導いてくれるという信頼に基づくものだろう。朝ドラでは2015年後期放送の『あさが来た』にて波瑠演じるヒロイン・あさの娘を好演したが、意外にもヒロイン経験はない。しかし、実力としては申し分ないため、以前から朝ドラのヒロインに小芝を推す声はあった。 その中でも今回は“怪談”がテーマとのことで、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)では個性豊かな妖怪たちと一つ屋根の下で暮らすヒロインをコミカルに演じ、『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(テレビ朝日系)では感情を持たないとされているモノの気持ちがわかる繊細な少女を好演するなど、ファンタジーの要素を持つ作品でも力を発揮してきた小芝にぴったりの作品といえるだろう。 2025年NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』への出演が決定しており、撮影期間を考えると現実的ではないかもしれないが、小芝が演じる怪談好きのヒロインをぜひとも見てみたいものだ。 (文・苫とり子)