誹謗中傷で休業…スカイピースの動向に変化? 相方の“居場所”を死守する姿勢に注目集まる
人気YouTuberコンビのスカイピースのメンバー・テオくんが、2024年11月から活動を休止している。背景には、数年にわたり誹謗中傷を受けていたことが挙げられる。2024年11月5日の動画では、休止について「約2年間はほぼ毎日のように活動を休止しようか悩んでいました」と明かし、「絶えない誹謗中傷とプライベートの人間関係が重なり、心が折れてしました」と語った。 【写真】テオくんへの想いや貯金金額を答える☆イニ☆ 「ひとりで続けていく」 そして11月11日に投稿した動画で、相方の☆イニ☆(以下、じん)は「休んでもらうためにもひとりで続けていく」と決断したことを報告。動画では明るくマラソン企画を行っているものの、概要欄には今後について「2人が1人になるのは大分減ります」「今はテオくんが戻って来やすいような場所作りをしておくのがわいの出来る事だと思うので」と、本音が綴られていた。 この概要欄にもあるように、グループのうちのひとりが休止をするのと、コンビのひとり休止をするのでは状況がまったく違う。そんななか、じんはひとりでも活動を続け、相方が帰ってくる場所を守るという道を選んだようだ。 ・大物クリエイターが次々と協力 テオくんが活動休止をして約2か月が経った現在、じんは単独での動画はもちろん、ほかにも多くのクリエイターとのコラボ動画を投稿している。 最初のコラボは、同じくYouTuberのまあたそ、かすによる誕生日サプライズ動画だ。本来はこの場に休止中のテオくんも参加予定だったが、休止により2人で準備を行うことに。2019年からともに活動しているユニットでもある 『青春☆しゅわしゅわクラブ』では、互いの誕生日にサプライズなどを仕掛けて動画を投稿するのが恒例となっている。改めて、この絆についてじんは「相当凄いこと」と語り、「本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。 次にコラボをしたのが、YouTubeグループのコムドット。「コムドットDays」と称し、計4本コラボ動画を投稿することとなった。そして「コムドットDays」1本目となる「【大食い】仲良い先輩と後輩がからあげ100個食べ切るまで終われない企画をするとこうなる、、、【スカイドット】」は急上昇入りを果たした。 コムドットとは「コムドットDays」が決まる前に1度すでにコラボをしており、テオくんの休止について語っている様子を投稿している。その際も炎上についていじりつつ、「僕たちからしたらテオさんの性格なんて何にも変わってない」「後輩としては変わらない対応でいきたい」とじんに声をかけた。そして概要欄では、リーダーのやまとがテオくんについては「同志」と呼び、「山ほど言いたいことはありますが」と書きつつ「憤りを感じています」と、誹謗中傷に対しての想いを綴った。 12月16日からはシンガーソングライターの宮川大聖が登場。宮川はスカイピースの2人と “てみじ”という愛称で以前から交流があり、楽曲をリリースするほどの仲だ。今回の一件でもライブ終わりにそのままじんのもとに向かい、深夜に相談を受けたことを明かした。定期的に動画に出演することを決断した背景には、「安心して(テオくんが)戻ってこられる場所として確保できるように」「じんたんを助ける」という想いがあってのことだと語った。そして本動画も、急上昇入りを果たし、世間から大きく注目を集めた。 コラボをしたクリエイターに共通して見られるのは、テオくんの休止や炎上について仲がいいからこそいじったり、いつもとまったく変わらない掛け合いを見せ、視聴者に安心感を与えてくれていることだ。もちろん誹謗中傷による休止は深刻な問題ではあるが、そのことを理解したうえで軽くいじり、動画では多くを語らず、あえてすぐにいつもの雰囲気を見せてくれている。ネットで活動している以上誹謗中傷が付き纏う世界であるのが避けられないが、そういった姿勢でいてくれることは、不安に感じている視聴者の救いにもなるだろう。 メンバー2人のうちのひとりが休むという危機的状況ではあるものの、スカイピースは過去に「登録者数運動会」や、「誕生日ラップ」など、クリエイターをつなげる架け橋となる企画を数多く実施している。今回の一件があり、そのはたらきが活きているのではないだろうか。ある意味テオくん休止は、改めてスカイピースというコンビの存在の大きさを実感するタイミングでもあるようだ。テオくんが帰ってくるその日を待つとともに、じんを取り巻くクリエイターとの絆にも注目していきたい。
はるまきもえ