【宝塚記念】ローシャムパーク 18年ぶり淀グランプリで悲願G1制覇へ 大阪杯2着の雪辱果たす 唯一の全項目クリア
「宝塚記念・G1」(23日、京都) 18年ぶりに淀で開催されるグランプリ。データ班が中心視するのは、G1未勝利馬のローシャムパークだ。前走の大阪杯で2着に入るなど、タイトル奪取まであと一歩。充実一途の5歳馬が、3度目のG1挑戦で待望の栄冠をつかみ取る。 ▼傾向(過去10年) 上半期の総決算。有馬記念と同じくファン投票で出走馬が決められるドリームレース。87年から3歳馬も出走が可能に。97年からは国際競走になった。 ▼人気 1番人気〈3・2・0・5〉 2番人気〈2・0・3・5〉 3番人気〈2・0・0・8〉 4番人気〈0・0・2・8〉 5番人気〈0・2・0・8〉 人気上位馬の信頼度はイマイチ。6番人気以下が3勝、2着6回、3着5回と波乱の可能性を秘める一戦だ。 ▼所属 栗 東〈6・5・10・95〉 美 浦〈4・4・0・24〉 外国馬〈0・1・0・0〉 勝ち鞍では栗東所属馬が優勢も、勝率では美浦所属馬がリード。なお、今年は外国馬の参戦なし。 ▼ステップ 天皇賞(春)〈3・3・3・33〉 海外重賞〈3・2・1・20〉 大阪杯〈2・2・1・18〉 (※G2時含む) 鳴尾記念〈1・2・0・15〉 目黒記念〈1・0・1・13〉 OP競走〈0・0・0・1〉 勝ち馬8頭が国内外のG1から参戦。 ▼前走内容 勝ち馬8頭が掲示板を確保。同じく8頭が3番人気以内に支持されていた。 ▼性齢 3歳馬〈0・0・0・1〉 4歳馬〈3・1・5・30〉 5歳馬〈7・4・5・37〉 6歳馬〈0・4・0・26〉 7歳以上〈0・1・0・25〉 5歳馬が勝ち鞍で圧倒。〈4・2・5・17〉と牝馬の活躍が目立つ。 ▼実績 勝ち馬8頭にG1Vがあり、残り2頭にもG2で勝利があった。 ▼コース実績 勝ち馬8頭に阪神で重賞連対があった。 ▼決め手 逃 げ〈0・2・2・6〉 先 行〈7・1・2・27〉 差 し〈3・3・5・43〉 まくり・追込 〈0・4・1・43〉 勝ち馬9頭が前走の4角を8番手以内で通過していた。 ▼注目馬 全項目クリアはローシャムパークのみ。前走・大阪杯2着の雪辱を果たし、待望のG1初制覇といく。(記録室) ◆山崎助手「いい状態で放牧先から戻ってきました。前走は内枠でしたが、その中で最高の競馬をしてくれた。この馬にとって少頭数はプラス。成長して、G1を獲りたいと言っても恥ずかしくないレベルまで上がっています」 〈1週前診断〉戸崎圭を背に美浦Wで6F78秒1-11秒3(馬なり)。6Fからペースを上げて直線は内に潜ったが、力感あふれるフットワークから、真っすぐ伸び切った。心身ともにたくましさが増して、出来は文句なし。