持田香織さん(46) 約30年ELTとして男女ユニットを続けてこられた理由は…親戚のような距離感|STORY
アーティスト持田香織さん(46)。高校生のときに一度はアイドルグループとしてデビューし、18歳からはELT(Every Little Thing)のボーカルとして活動し数々のヒット曲をリリース。3人組で結成した当時の話から、2人組となったELTの当時の想いを語っていただきました。約30年ともに歩んできたギタリストの伊藤一朗さんについて、持田さんだからこそ知っている話についても教えていただきました。 【写真あり】貴重な私服カット集...持田香織さん
「持田香織さんprofile」 1978年3月24日生まれ、東京都出身。Every Little Thingのボーカリスト。メンバーは2000年に脱退した五十嵐充さんとギタリストの伊藤一朗さんの3人組で1996年8月にシングル「Feel My Heart」でデビュー。2015年に結婚し、一児の母。現在はソロ活動と子育てに奮闘中。
母に連れられていったスナックがきっかけで歌に興味を持つようになりました
昔から母に連れられてスナックに行き、人の前で歌ったりすることがありました。来ていた常連の方々に「うまいね」と言ってもらえると嬉しく、歌うことって楽しいなと興味を持ち始めました。その時は歌手になろうとか、それを仕事にしようとか考えていたわけではなく、当然ELTのように男性と組む形態までをも想像していたわけでもなく、とにかく歌うことが好きだとわかりはじめた頃でした。 その後中学生になった頃、母の知り合いの方がアイドルグループの募集があるからやってみてはと声をかけてくれたのでなんの気無しに応募してみると、運良く受かり女性アイドルグループの一員として活動していました。当時グループを組んでいた方たちと歌ったり仕事をするのがとても楽しかったのを覚えています。そのあと恵まれたことにソロでCDをださせてもらうことになったのですが、なかなか売り上げに繋がらず…。これからどうしようかなと考えていたのが、高校生の頃でした。
仮歌を入れる歌い手になったことがきっかけでELTデビューに
ELTの初期メンバーだったキーボーディストの五十嵐充さんが、当時avexの専務を勤めていた松浦さんにデモテープを提供する際、仮歌を入れる歌い手を探していたのですが、知り合いを通じて私をその役に選んでもらえたことが出逢いでした。 曲ができあがると学校が休みの毎週末にスタジオに仮歌を入れに通い、それをつど松浦さんが聴いてくださり、その数々の曲がたまると、「デビューをしたら?」とデビューをさせてもらえることに。 そこからはとんとん拍子に話が進んでいき、デビュー曲「Feel my heart」ができあがりました。仮歌と同時に仮ギターを弾いていた伊藤さんもメンバーに加わることになり、男性2名と女性1名のELTが誕生しました。