埼玉の専門学校でアカハラと提訴 娘亡くした母親、仙台地裁
臨床検査技師を目指し西武学園医学技術専門学校(埼玉県所沢市)に通っていた女性が、教員から威圧的言動などのアカデミックハラスメントを受け、うつ病になり自殺したとして、仙台市在住の母親が15日、学校を運営する文理佐藤学園(所沢市)と校長、教員らに計約6880万円の損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。 訴状によると、女性は下田華愛さん。退学後に仙台市に帰郷し2023年11月、21歳で亡くなった。21年春、同校に入学した直後、奨学金を借りていることに関して教員から侮辱されるなどした。 文理佐藤学園は取材に「訴状が届いておらずコメントできない。届き次第内容把握に努める」と回答した。