イーライリリーのアルツハイマー薬、FDA諮問委が有効性支持
Bhanvi Satija Julie Steenhuysen [10日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)の外部専門家でつくる諮問委員会は10日の会合で、製薬大手イーライリリーが開発中のアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」について、初期段階のアルツハイマー病患者に対してはデータで有効性が示されているという見解を全員一致で支持した。 FDAは諮問委員会の判断に従う義務はないが、通常はこれを踏まえて正式に承認するかどうかを決定する。 早期アルツハイマー病治療薬としては既にエーザイとバイオジェンが開発した「レケンビ」が昨年承認されている。 ドナネマブとレケンビはいずれも、初期のアルツハイマー病患者の脳に蓄積した異常タンパク質「ベータアミロイド」を除去する作用がある。