国分寺市の1人暮らし女性宅に“緊縛強盗” 都内で相次ぐ強盗事件
日テレNEWS NNN
東京都内で強盗事件が相次いでいます。30日朝、国分寺市では1人暮らしの女性を狙った“緊縛強盗”も発生し、警視庁が逃げた人物の行方を追っています。 ◇ 30日未明、東京国分寺市で「緊縛強盗事件」が発生。狙われたのは、1人暮らしの女性の家でした。現場近くの防犯カメラの映像には、何かを壊すような大きな音が記録されていました。 現場はJR西国分寺駅から500メートルほど離れた住宅街。警視庁によると、この家に住む60代女性が、物音がしたため玄関におりると、男2人と鉢合わせに。 「騒ぐな、殺すぞ」
男らは女性の顔面をハンマーのようなもので殴り、全身を粘着テープで縛ったあと、「金はどこだ」と表示された携帯の画面を見せたということです。 女性は自力で脱出しましたが、左腕の骨を折るなどのケガをして病院に搬送。新聞配達員に助けを求めた際は… 女性に助けを求められ通報した新聞配達員 「肘と肘がくっつくくらいぐるぐる巻きになって、口元が二重で粘着テープがはられていて、本当に肌色が見えなくなるくらい、たくさんのあざがあった印象」 犯行グループはいずれも、黒色の上下に黒の帽子姿の男4～5人。勝手口から侵入したとみられ、警視庁は強盗致傷事件として行方を追っています。
都内では28日も“闇バイト”とみられる別の強盗致傷事件が発生。犯行グループの男が確保される瞬間がとらえられていた映像には、逃走するほかの男も映っています。 この時、現行犯逮捕されたのが住居不定、職業不詳の遠藤峻輝容疑者（22）。練馬区の住宅にバールで窓ガラスを割って侵入。「金を出せ、金目の物を出せ」などと脅した上、50代の男性と20代の息子にケガをさせた疑いがもたれています。 “確保映像”の撮影者 「（遠藤容疑者は）小柄で華奢（きゃしゃ）で、『すみませんでした』と。『僕は逃げないので』と。公園の方に2人逃げていって」 この事件ではほかに岡崎英史容疑者（27）。そして新たに運転手役とみられる坂井田翔太郎容疑者（31）が逮捕されました。
3人は“闇バイト”で知り合ったとみられていて、遠藤容疑者は「5人で都内のファミレスに集合して現場に向かった」と供述、ほかにも仲間がいる可能性があります。 相次ぐ強盗致傷事件。元神奈川県警の鳴海氏は… 元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん 「“匿”名性が高い。“流”動的。1回犯行を重ねたら同じメンバーは集まらない。“トクリュウ”と言われている。この闇バイトも“トクリュウ”ではないですかね。犯行は増えていくという見方になる」 ◇ 警視庁は残る人物の行方を追うとともに、2つの事件の関連についても調べています。
