【ニュージーランド】NZ新車2.9%減、低調続くも今年の高水準
ニュージーランド(NZ)自動車産業協会(MIA)は5日、今年10月の新車販売台数が1万2,571台と前年同月比2.9%減だったと発表した。今年は低調が続いており、年初来の販売台数は10万6,383台と前年同期を14.7%下回っているが、同月は1月に次いで2番目に多い水準となった。 車種別の新車販売は、乗用車が5.3%減の9,506台だった。一方で商用車は、小型商用車が8.8%増の2,379台、大型商用車が1.4%減の686台だった。 メーカー別市場シェアは、トヨタ自動車が26%(3,221台)で1位を維持し、フォードが12%(1,498台)、三菱自動車が11%(1,425台)で続いた。 モデル別は、トヨタ「RAV4」が1,354台で1位となった。2位はフォード「レンジャー」で732台、3位はトヨタ「ハイラックス」で652台と、トップ3位は前月と同じだった。 乗用車のうち、電気自動車(EV)の新車販売台数は658台(市場シェア:5.2%)、プラグインハイブリッド車(PHV)は345台(2.7%)、ハイブリッド車(HV)は3,347台(26.6%)、ガソリン車などの内燃機関(ICE)車は8,221台(65.4%)だった。 EVでは、フォードの「マスタング・マッハE」が143台で1位となった。これに中国の電動車大手、比亜迪(BYD)の「ATTO3」が59台で続いた。 MIAのワイリー代表は、レンタカー事業者向けの販売は引き続き伸びており、従来人気だった乗用車のシェアは年初来5.5%減と徐々に縮小するなど、市場の変化が見て取れると述べた。