小牧太が〝弟弟子〟松本幸祐騎手の訃報にコメント 「誰が悪いわけでもないけどつらい」
調教中の事故で13日に亡くなった兵庫競馬・松本幸祐騎手(享年43)の訃報を受け、兄弟子にあたる小牧太騎手(57・中塚)が14日、園田競馬場で取材に応じた。 小牧太は「人懐っこい性格だから皆に好かれて20年以上頑張ってこれたんやと思う。距離が縮まったのは僕が園田に復帰(2024年8月)してからやね。僕がいいレースをして勝つと、何でか分からんのやけど自分のことのように喜んでくれてね」と故人をしのんだ。 記者から〝俺の兄弟子はすごいやろ!と他の騎手に自慢したかったのでは?〟と問いかけられると「そうなんかな? でも、おかげで恥ずかしいレースはできんと思って、気合が入ったからそこは感謝せんと。それがこんなことになって…。誰が悪いわけでもないけどつらい。競馬開催日はそれこそ毎晩一緒に(調整ルームで)飯食ってたんで。こないだも『そろそろ調教師の試験を受けたらどうや?』って話をしてたところやのに。僕が部屋に戻ったらすぐ食べれるように支度してくれててね。どこかで自分専用の椅子を買ってきて、僕の部屋に置きっぱなしなんやから。俺、今夜から飯食うの一人やわ。あの椅子見ると思い出すし、ホンマに寂しくなるのはこれからやろね」と本音を口にした。 松本幸祐騎手は2002年10月に姫路競馬場でデビュー。同年11月6日に初勝利を挙げ、これまで地方競馬通算7624戦261勝をマークしていた。勝負服は「桃・胴白山形一本輪」。
東スポ競馬編集部