現在と1年前を比べ「収入はどうなったか?」…「ゆとりがなくなってきた」日本人の暮らしぶり
「価格が安いこと」「長く使えること」重視の日本人
「今後1年間の支出を考えるにあたって特に重視すること」を聞いたアンケートでは「今後の物価の動向」、「商品やサービスを選ぶ際に特に重視すること」では「価格が安い」がダントツ1位となりました。 【今後1年間、商品やサービスを選ぶ際に特に重視すること/複数回答可】カッコ内は2023年12月・2024年3月・6月の回答割合 1位 価格が安い(58.1%・58.3%・59.5%) 2位 安全性が高い(44.8%・44.7%・46.3%) 3位 長く使える(41.8%・42.1%・41.7%) 4位 信頼性が高い(40.6%・42.9%・40.7%) 5位 機能が良い(31.6%・31.3%・28.3%) 安ければ安いほど良い……は当然の心理といえますが、2021年12月のアンケートでは「1位 価格が安い、2位 安全性が高い、3位 信頼性が高い、4位 長く使える、5位 機能が良い」でしたから、「機能よりもコスト」の傾向は強まってきていると言えます。 日銀は物価の先行きについて、『物価の先行きを展望すると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、2024年度に2%台半ばとなったあと、2025年度および2026年度は、概ね2%程度で推移すると予想される。』との展望を発表しています。 「穏やかな日常」とはほど遠い日本社会。主要各国の賃金は年数とともに上昇するなか、日本は停滞を続けてきました。苦しい生活から抜け出せる未来は、描けるのでしょうか。
THE GOLD ONLINE編集部