西武・菊池雄星 エースが見据える頂
突然、投げ始めたチェンジアップ
西武・菊池雄星
まごうかたなき、チームの大黒柱だ。昨年、16勝を挙げて最多勝を獲得し、今年も開幕5連勝。左肩の張りのため5月6日に出場選手登録を抹消されたが、チームの優勝のためにエースの見据える頂は変わらない。 文=中島大輔 写真=榎本郁也 今季2度目の登板となる4月6日のオリックス戦直前、本番に向けた最終確認と仕上げを行う場のブルペンで突然、菊池雄星はチェンジアップを投げ始めた。1週間前の開幕戦では1度も投じていない球種だ。 「そんなことをするピッチャー、あんまり見たことないですよ」 西武でマスクをかぶって13年目の炭谷銀仁朗はそう語る。落ちる球をモノにしたい菊池にとって、チェンジアップは以前から習得を試みていた球種の一つだが・・・
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週刊ベースボール