UBEマシナリーが認定第1号、宇部署の自転車セーフティカンパニー、県条例に基づき適正利用を促進【宇部】
宇部警察署(大浴信正署長)は21日、UBEマシナリー(宮内浩典社長)を「うべ自転車セーフティカンパニー」に認定した。初の認定で、従業員に対してヘルメットの着用を含めた自転車利用時の法令順守などの指導や啓発を行い、他の事業所の模範となるよう、同署と連携して自転車の安全で適正な利用を促進する。 同署独自の認定制度で、市内に事業所を有し、従業員に自転車乗車時のヘルメット着用を推進していることなどが条件。4月に施行された「県自転車の安全で適正な利用促進条例」に基づく施策を計画的に推進し、自転車利用時の交通事故防止や被害者保護などを行う。 1200人を雇用する同社では50人以上が自転車で通勤しており、社として約50台の自転車を所持。自転車に特化した社内ルールを設けており、認定を機に、10月1日から県条例で義務化となる自転車損害賠償責任保険などへの加入を進め、自転車の安全点検も行っていく。秋の全国交通安全運動ではヘルメット着用に関する街頭啓発キャンペーンを予定している。 同署での認定式では、古川浩史取締役執行役員を含め6人が出席。大浴署長から認定証を受け取った古川執行役員は「第1号は光栄なこと。社としてルールを守るという緊張感が生まれた。今後も地域の安全に貢献したい」と意欲を示した。 その後、同署敷地内で7月6日の交通安全子ども自転車県大会で準優勝した東岐波小の2人が自転車の技術を披露。署員や同社の従業員が見守る中、逸見咲蘭さん(6年)が遅乗り走行、田邊楓さん(5年)がS字走行を実演した。