自力で歩くことができず、田中コーチに背負われてベンチに戻るＤｅＮＡ・宮崎

◇１３日　「２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ　セ」ファーストステージ第２戦　阪神３―１０ＤｅＮＡ（甲子園） 　１５安打を放ったＤｅＮＡが敵地で２連勝してファイナルステージ進出を決めた。しかし、宮崎敏郎内野手が負傷で途中交代。１２日の第１戦での走塁中に左足を痛めて１３日に出場選手登録を抹消されたエース・東克樹投手に続く中心選手のけが人となった。 　８―１と大量リードの７回１死で三ゴロを放った際に負傷したとみられる宮崎は一塁へ走れなくなり、田中浩康内野守備走塁コーチに背負われてベンチへ。７回の守備で柴田に交代した。宮崎はレギュラーシーズンで１２５試合に出場し、打率２割８分３厘、１４本塁打、５６打点と打線の中軸を担ってきた。チームは１６日から東京ドームで行われる巨人とのファイナルステージに臨むが、離脱となれば戦力ダウンは避けられない。 　ＤｅＮＡの三塁は今季守備固めが中心だった柴田が７１試合、京田は先発を中心に１９試合を守っている。ただ、ともに長打力に課題があることからＸ（旧ツイッター）では「サード筒香」がトレンド入り。筒香は昨季、３Ａで三塁を１３試合守っているが、日本では１９年以来守っていない。このほか、Ｘでは「フォードはサード守備どうなのか？？」と、７回に代打本塁打を放つパワーを見せた外国人に期待を寄せる声も。しかし、三塁の守備は２１年に３Ａで６試合守ったのが最後。大半は一塁手か指名打者のため、現実的に起用は難しいとみられる。