「来年こそ健康で完走してくれ!」チーム順位に直結するヤクルト・塩見泰隆の影響力
◆ 今年5月に左膝を負傷、回復具合は「80~90%」 ヤクルトの塩見泰隆外野手(31)が11日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、1400万円減の年俸5700万円でサインした(金額は推定)。 7年目の今季は「1番・中堅」で2年ぶりに開幕スタメンに名を連ねたものの、5月11日の巨人戦(神宮)で一塁ベースを駆け抜けた際に左膝の前十字靱帯と半月板を損傷。手術を受けた影響でその後はリハビリに専念し、2024年はわずか31試合の出場にとどまった。 レギュラーをつかんだ2021年はシーズン自己最多の140試合に出場し、初めて規定打席もクリア。不動のリードオフマンとして打率.278、14本塁打、59打点、21盗塁、OPS.798の好成績を残し6年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。 翌2022年も130試合で打率.276、16本塁打、54打点、24盗塁、OPS.797をマークし、チームのリーグ連覇に貢献。走攻守、三拍子揃った外野手として知名度を上げた。 しかし、2023年は度重なるコンディション不良に悩まされ、一軍での出場は51試合に激減。復活を目指した2024年は上述の通り左膝の大けがに見舞われ、直近2シーズンは満足にプレーできていない。塩見の影響力を物語るように、チームはリーグ連覇から一転、2年連続で5位。V奪還へ、リードオフマンの完全復活は欠かせない。 左膝の回復具合は順調で、「80~90%くらい動けています」と背番号9。「ルーキーのときの気持ちに立ち返って、1年間試合に出続けて、完走できるようにやり切りたい」と新シーズンを見据えた。
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