「タイトルもたらす」コンサドーレ・岩政大樹新監督が就任会見で抱負
来季からのJ2降格が決まっている北海道コンサドーレ札幌は12日、新監督に元鹿島監督の岩政大樹氏(42)が就任すると発表した。同日、大和ハウスプレミストドームで記者会見に臨んだ岩政監督は「札幌の攻撃的なサッカーを継承しながら、さらに前進させていく」と抱負を語った。 【写真】コンサドーレ札幌の岩政大樹・新監督=札幌市 岩政監督は現役時代、大型DFとして活躍し、2010年のワールドカップ南アフリカ大会の日本代表に選ばれた。22、23年の鹿島監督を経て、今季途中からはベトナム1部のハノイFCで指揮を執り、チームをリーグ8位から3位に押し上げた。 「鹿島の監督時代、札幌はものすごくいやな相手だった。ハノイで得た経験を札幌で生かしたい」と話した。 札幌は今季19位に終わり、来季は9年ぶりにJ2からの再出発となる。岩政監督は「当然、J1昇格という目標はあるが、ルヴァン杯や天皇杯はどのチームにもチャンスがある。札幌にタイトルをもたらしたい」と表情を引き締めた。(畑中謙一郎)
朝日新聞社