角海老宝石ジムのバチバチ同門対決 高橋秀太、大橋昌彦ともに「倒して勝つ」とKO宣言
◆プロボクシング 第81回東日本新人王決勝 スーパーフライ級(52・1キロ以下)5回戦 高橋秀太―大橋昌彦(3日、東京・後楽園ホール) 第81回東日本新人王決勝戦の前日計量が2日、東京・日本ボクシングコミッションで行われた。スーパーフライ級は角海老宝石所属の高橋秀太と大橋昌彦が同門対決。高橋が規定より100グラム軽い52・0キロ、大橋がリミットの52・1キロでパスした。 2人は普段、ともに午後5時前後から練習を行っているが、対戦が決まってからは高橋が時間を午後2時半前後開始に早めた。「同じ時間にはやりたくないので」と完全に敵として意識。かつてはスパーリングも行っており、「手の内はお互いわかっている。わかっていても倒して勝つ」とあこがれの元ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)のような派手なKO劇を狙う。 大橋は「僕は絶対(練習)時間をずらしたくないと言った。相手にはリスペクトを持っているが、どこの誰でも関係ない。強いやつが勝つ」とこちらも完全に戦闘モード。「打ち合って倒して勝って、MVPを狙いたい」とKO勝利での大会最優秀選手を目指すと宣言してみせた。 同門対決は12年の東日本新人王ウエルター級決勝で糸山良太と今野裕介が戦って以来。このときも2人が所属していたのは角海老宝石だった。 戦績は23歳の高橋が5勝(4KO)2敗1分け、22歳の大橋が5戦全勝(1KO)。
報知新聞社