釧路町村会 ふるさと納税で連携 第1弾は厚岸、白糠「海の幸」
釧路町村会(会長・棚野孝夫白糠町長)は、釧路管内7町村(釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町)の各特産品をセットにした共通のふるさと納税返礼品の取り扱いを始めた。第1弾は厚岸と白糠両町自慢の「海の幸」を組み合わせた共通返礼品で、一部ポータルサイトで扱いを始めた。 商品は殻付きカキとイクラのしょうゆ漬け(寄付額6万1000円)、殻付きカキと刺し身用ホタテ(同4万7000円)の2種類。寄付者は、各町のふるさと納税サイトを通じて共通の返礼品を選択することができるが、寄付はいずれかの町のみ。現在は白糠の楽天サイトで受け付けが始まっており、厚岸は年明け1月上旬に13のサイトで順次受け付ける。詳しくは白糠のふるさと納税サイト(楽天)へ。 ふるさと納税は自治体単位での取り組みが一般的だが、近隣自治体が連携することで資源が豊富ではない自治体への補完や、これまでとは異なる層からの寄付が期待できるなどの利点がある。厚岸町の担当者は、「全国的にもトップクラスの受納実績を誇る白糠のサイトから厚岸のカキを知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せている。 同町村会は今回の連携を通じ地域の生産、加工、流通事業者を支援し産業の振興や経済の活性化につなげたい考えで「今後は7町村で新たなコラボ返礼品を提供し、ふるさと納税本来の目的である地域の活力向上を目指す」としている。
釧路新聞