3Pシュートを決めるグリズリーズ河村勇輝（ロイター）

　◇NBA　グリズリーズ106ー130サンダー（2024年12月29日　ペイコム・センター） 　NBAグリズリーズの河村勇輝（23）が29日（日本時間30日）の敵地サンダー戦にベンチ入り。最終クオーターから途中出場して、3Pシュート2本含む10得点3アシストを記録した。しかしチームは完敗を喫した。 　河村は13日の本拠地ネッツ戦に途中出場して以降は、Gリーグのメンフィス・ハッスルに同行。Gリーグでは渡米後4度目のダブルダブルや20得点以上マークするなど躍動していた。主力のジャ・モラントなどケガ人続出しているため、2WAY契約の河村の再同行が決まった。 　サンダー戦にベンチ入りすると、最終Qに出場チャンスが訪れた。大量リードを許す残り11分1秒からコートに立った。 　残り10分7秒には左サイドからドライブインで侵入すると、絶品のバックビハインドパスでアシストを決めた。残り9分7秒には左サイドでプルアップのジャンプシュートを決めてこの試合初得点。残り7分21秒には味方の3Pシュートを演出し、残り6分22秒には右ウイング付近からこの試合初の3Pシュートを決めた。 　残り2分33秒には左サイドからドライブイン。ゴール下の味方へバウンズパスを決めてアシストを記録。残り2分9秒には激しい守備をされながらもレイアップシュートを決めると、残り1分53秒にはプルアップの3Pシュートを決めた。 　河村はこの試合でさまざまなキャリアハイを記録した。NBA最長となる11分1秒出場。NBAでは最多の10得点3アシスト3リバウンドを記録。シュートは5本試投で4本成功。FG成功率は80％。3Pシュートは3本試投で2本成功。3P成功率は66.7％だった。 　チームは試合開始から9―0を決めたが、第2Qだけで19―42と一気に突き放されて完敗を喫した。