「おおの城まつり」開幕 花火3千発×ドローンが光の共演
城下町大野の夏を彩る第57回おおの城まつりは8月13日、福井県大野市街地一帯で開幕した。今年は市制施行70周年を記念し、県外団体と地元団体が勇壮な太鼓の音色をまちなかに響かせた。夜には大花火大会(福井新聞社共催)があり、約3千発の花火とドローンショーの共演が観衆を魅了した。16日まで。 午前9時、祭りの始まりを知らせる「太鼓流し打ち」が結ステーションで幕開け。武蔵野太鼓保存会(神奈川県)と奥越太鼓保存会のメンバーがトラックへ乗り込み、力強く太鼓を打ち鳴らしながら市内9カ所を巡回した。夕方には花火会場の真名川憩いの島で、両保存会とエレクトーン奏者による演奏会も実施。花火の前に会場を盛り上げ、お祭りムードを加速させた。 大花火大会は午後7時半にスタート。直径約400メートルの1尺玉や色とりどりのスターマインが打ち上がり、大野の夜空に大輪を咲かせた。約400機のドローンは、大野市のマスコットキャラクターうぐピーや越前大野城、市制70周年記念ロゴなどを浮かび上がらせ、来場者の目をくぎ付けにした。 15、16日はメインの越前おおのおどりが午後7時から六間通りで開かれ、楽しそうに踊る参加者を「踊達者(おどりすと)」に認定する。結ステーションでは、全国のB級グルメとキッチンカーが並ぶフードパークや、ウオータースライダーなど水遊びができる子どもの遊び場を設置する。 問い合わせは、まつり実行委員会(大野商工会議所)=電話0779(66)1230。