50周年ハローキティ レディ・ガガ、ケイティー・ペリー、ブルーノ・マーズら「ファン」公言 大谷翔平所属ドジャースとコラボも 世界中で愛され続ける理由
ハローキティ50年愛され続ける理由① ファンの声を取り入れたデザイン
1974年のキティちゃんには、1981年から83年のキティちゃんとある大きな違いがあります。 発売された当初、1974年のキティちゃんは、輪郭線が黒ではっきり描かれています。しかしその7年後、1981年のキティちゃんには輪郭線がなくなり、そこから3年連続で輪郭線がないデザインに。一体なぜなのでしょうか? 株式会社サンリオ ブランド管理本部デザイン部門担当 山田周平執行役員: 担当デザイナーの山口(裕子氏)の方がファンの声を聞きたいというところでサイン会を始めて、(ファンから)「黒い線で描かれたキティちゃんっていうのが少し冷たい感じがする」(との声があった)。 ファンの声を生かして、その時代に合ったキャラクターに変化させているんです。
ハローキティ50年愛され続ける理由② 街の流行を取り入れたファッション
株式会社サンリオ ブランド管理本部デザイン部門担当 山田周平執行役員: 1980年頃にとてもはやっていたテニスのスタイルを取り入れて、キティちゃんにテニスウエアを着せました。 この時、定番だった“青のオーバーオール”を初めて脱いだキティちゃん。 その後も時代の最先端のファッションを取り入れてきました。 株式会社サンリオ ブランド管理本部デザイン部門担当 山田周平執行役員: 1987年には、当時原宿でモノトーンファッションというものがものすごくはやっていた時代がありまして、その時代を取り入れました。 1988年には、チェックを取り入れてるんですけど、こちらも当時はやっていたチェッカーズの服装だとかそういうものを取り入れて…。 さらに、その後の取り組みの代表的なものの一つが、「女子高校生」です。 株式会社サンリオ ブランド管理本部デザイン部門担当 山田周平執行役員: 90年後半から2000年頭ぐらいの時代だと思うんですけれども、当時コギャルと呼ばれるような女子高校生たちがすごくキティのことを好きでいたんです。 当時、コギャルたちが頭に付けていたハイビスカスを取り入れたデザインも登場。 また、最近の“平成リバイバルブーム”を受けて、コギャルファッションにもチャレンジしています。 時代に合わせて変化し続けるキティちゃん。山田さんは、キャラクターが愛され続ける秘訣をこう話します。 株式会社サンリオ ブランド管理本部デザイン部門担当 山田周平執行役員: 成長が止まった瞬間、キャラクターは終わる。変化を恐れず進化を続けていく。 この先、どんなキティちゃんが私たちをとりこにするのでしょうか? (『めざまし8』 2024年4月19日放送より)
めざまし8