新紙幣変更、キャッシュレス時代になぜ? 現金のみのラーメン店「券売機導入や手数料が負担に」 表裏一体の側面も
経産省の発表によれば、2022年時点でのキャッシュレス決済比率は36%。これを2025年度に約4割とする目標だという。「東京オリンピック開催時の海外の平均が大体40%くらいと言われ、それを目指そうというもの。去年の段階でおそらく38%まではいっているので、40%はほぼいけるだろう」。 一方で、広く見ればそれよりも高いと指摘。「日本は銀行システムが非常に優れていて、銀行振り込みや口座振替を使う人も多い。それを含めれば6、7割ぐらいまではいっているだろうと推測されている。世界標準までいっているというのが、国の認識だ」とした。
その上で、「日本はもう少しキャッシュレス化を進めていい」と提言する。 「世界的にはGAFAが日本である程度データを取る状況の中で、日本内でうまくデータを利活用するための話を政府も進めている。レジ締め業務や帳簿の効率化と売上との対比を見た時、特にラーメン屋さんみたいなお店はその恩恵が見えにくい。逆に、大手で多くのレジがあり、たくさん決済が発生するようなところはデジタル化すべきだ。今はデジタル化したほういい業種と、そうではない業種で分かれている。政府には推進する動きの中で、接点を密にして情報を交換できるような状況を作ってほしいと訴えている」 (『ABEMA Prime』より)