【からつボート・GⅠダイヤモンドC】末永和也 特別インタビュー「大きく育ててもらった地元に恩返し」 26日開幕
「GⅠは優出、SGは予選突破が第一ノルマ」
――今年の目標はどこに置いていますか? 「GⅠは毎回、優出。SGに出たなら何としても準優には乗りたい。もちろん優勝はしたいけど、まずはそこからですね。でも、上位戦線の雰囲気にもだいぶ慣れてきたし、今年は結果を残したいと思っています」 ――今年の初めは少しつまずきましたね。 「Fを切って転覆でも事故点を付けて、本当に最悪の滑り出しでした。そのせいでターンも消極的になりすぎて悪循環になっていました」 ――そうなると地元のからつで流れを変えたいですね。 「からつはいいターンができる自信があります。というより、からつでしかいいターンができていない(笑)。一番練習しているレース場なんで、水面のクセも分かってます。どこで初動を切ったらどこに舟が運べるとか、そういうことが一番分かっている水面です」 ――最後に意気込みを。 「自分は地元のからつで大きくしてもらえたと思っているし、地元で勝って恩返しをしたい。弟子(福岡支部の安河内鈴之介)もできたので、変な姿は見せられない。より一層頑張ります」
プロフィル
◆末永和也(すえなが・かずや)1999年2月16日生まれの25歳。佐賀県唐津市出身。唐津商高卒。登録番号5084。124期として養成所入所。勝率1位の7.04をマークしただけでなく修了記念チャンプにも輝き、超有望株と期待されて2019年5月にからつでデビュー。その期待にたがわぬ足跡をたどり、22年には最優秀新人のタイトルを獲得。昨年2月には若松の九州地区選でデビュー3年目にしてGⅠ初Vを飾り、3月には平和島のクラシックでSGデビューと出世街道を歩む。デビュー通算33優出8V、生涯獲得賞金1億1874万7200円(3月12日現在)。同期は前田翔、篠原飛翔、篠原晟弥、高憧四季ら。173センチ、53キロ、A型。