生田絵梨花「3役目の新しい挑戦に」 「レ・ミゼラブル」製作発表、キャスト84人が登場
ミュージカル「レ・ミゼラブル」の製作発表記者会見が東京・帝国劇場で16日に行われ、計84人のキャストが登場した。 19世紀初頭、フランスの動乱期を生きた人々の姿を描く同作は、1987年6月の日本初演以来、これまでに計3459回の上演が重ねられてきた。今回は、建て替えられる現在の帝国劇場のクロージング公演を含めて、6都市で公演が行われる。 キャストのうち、昆夏美、木下晴香とのトリプルキャストでファンテーヌ役を務める生田絵梨花は「コゼット、エポニーヌに続いて3役目の新しい挑戦になります。クロージング公演ということで、ファンテーヌとして(舞台を)しっかり踏みしめていきたい」と意欲を見せた。 昆は「(過去に)エポニーヌ役で出演していたので、『ファンテーヌ役の』と自己紹介するのは不思議な気持ち。一つの作品に違う役で出演するのは初めてで、ワクワク感があります」と思いを明かした。 ジャン・バルジャン役(トリプルキャスト)を演じる吉原光夫は「『レ・ミゼラブル』は好きな作品だけど、やるたびに怖くて、つらくて、苦しくて」と吐露。「この劇場には、いろいろな人たちの思いや声があると思う。(クロージング公演となる)今回は、それと一緒に楽しく終えられたら」と意気込みを語った。 帝国劇場では12月16日から19日までのプレビュー公演を経て、同20日から来年2月7日まで本公演が行われる。