ボーナスをもらい次第退職しようと思っています。この場合、何ヶ月前に退職を伝えるべきでしょうか?
ボーナス支給前に退職を申し出る際の注意点
ボーナスは社員や会社の業績だけでなく、その社員が将来的に会社に貢献することへの期待を含めて支給額が決まるのが一般的です。 このため、ボーナス支給日よりも前に退職の意思を伝えると、ボーナスが減額される可能性があります。過去には退職予定者のボーナスを減額したことで裁判になり、「減額は違法ではない」という判決が出た事例もあるため注意しましょう。 また、退職日をボーナス支給日の前にするよう、会社側からプレッシャーをかけられることもあります。トラブルなく満額のボーナスを受け取りたいなら、支給日以降に退職を申し出たほうがよいでしょう。
退職の申し出は就業規則を確認してから!
民法上は2週間前までに申し出れば退職できることになっていますが、実際に求められる退職の申告期間は会社ごとによって異なります。 最終的には民法が優先されるとはいえ、業務の引き継ぎや退職手続きを円滑に進めるためにも、就業規則を確認して退職日を決めるようにしましょう。あまりに早く退職を伝えるとボーナス減額など思わぬトラブルを招くこともあるので、できれば支給日以降に退職を伝えるのがおすすめです。 出典 e-Gov 法令検索 明治二十九年法律第八十九号 民法 第六百二十七条 公益社団法人全国労働基準関係団体連合会 労働基準判例検索 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部