MYRO社のチョ・ジュンヒョン代表(c)MONEYTODAY

【09月26日 KOREA WAVE】旅行を計画するのは楽しみな半面、時間がかかり面倒な作業であることが多い。どの場所を訪れるかの動線計画から、飲食店の位置や営業時間の確認、移動距離や所要時間など、考えるべき要素が多い。自由旅行の計画には通常約10時間かかると分析されている。しかし、AI技術の進化により、この負担を大幅に軽減できるようになっている。 その解決策として、韓国のトラベルテックスタートアップ「エムワイアールオー（MYRO）」が提供するAI旅行プランナー「MYRO」がある。MYROは、旅行者が行きたい場所の位置や営業日、営業時間、移動や滞在時間などの条件を総合的に考え、最適な旅行プランを10分以内に自動で作成する。旅行者の好みに合わせて、旅程もカスタマイズできるのが特徴だ。 例えば、提案されたプランに変更が必要な場合、簡単に場所をドラッグ＆ドロップすることで旅程を調整でき、変更後の移動時間もAIが自動で計算する。 現在、MYROは韓国をはじめ、日本やベトナム、欧州など約100カ所の観光地に対応している。これは、韓国観光公社が提供する出国者数が多い地域や、利用者からのフィードバックで要望が多かった地域をもとに選ばれた。 MYRO社は最近、ウリ金融グループが運営するスタートアップ加速プログラム「ディノラボ」ソウル第5期に選定され、グループ企業との協業や経営コンサルティング、投資誘致の連携など、多様な支援を受けることになった。ディノラボは、MYRO社が持つ成長可能性を見込み、支援している。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News